ネットで紹介されてた視覚化のイメトレを色々試してみたけど、全然見えるようにならない・・・
やっぱタルパが見えるなんてデマだったのかも・・・
僕も視覚化については長い間こんな風に考えてました。
でも「タルパが見えるようになる」ことを目指していれば上手く行かないのは当たり前でした。
だって「タルパが見えるようになる」わけがないんですから。
視覚化の鍵は「タルパは見えない」という当たり前の事実を認めることです。
「できないことはできない」と認められる人だけが「できることはできる」と気づけます。
この記事では視覚化の原理を把握し、実践するための方法を解説しています。
視覚化の原理
あくまで個人的な解釈ですけど、視覚化とは「目を開けた状態で脳内風景を視ること」だと考えます。
目を閉じた状態で視る脳内風景の中であれば、そこにタルパを登場させることもできますよね?
さらにそのイメージの背景を、現実の目の前の風景に変えることもできるはず。
あとはその「タルパがいる正面風景」を目を開けた状態で視たならば、脳に「タルパが見える」と錯覚させられます。
正面風景ではなく背面風景で考えてみればよりわかりやすくなります。
目を開けた状態で、頭の後ろに「ミカンが浮かんでいる」風景をイメージしてみてください。
すると、あなたはカメラのチャンネルを切り替えるようにして、実際には見えていないはずの背面風景が視えるはず。
これを正面風景で行えれば「視覚化」になります。
当然ですけどタルパを「目視する」ことはできません。しかし「見えると錯覚する」ことはできるのです。
そもそも会話オート化だって、自分の思考の一部をエア人形に入れ、さらにキャラ設定やボイスチェンジで加工して「キャラクターと会話していると錯覚する」ことにより成立しています。
この原理がわかってしまえば、視覚化は霊視的な超能力などではなく、脳をダマすテクニックにすぎないのだと理解できるはずです。
視覚化のメリット・デメリット
ネット上では「視覚化は必要ない」という意見も多く見られます。
実際、視覚化できなくてもタルパは十分役に立つので、僕も基本的には同意見です。
習得が難しいことや多少デメリットがあることも把握した上で、必要と思える人だけ習得努力をすれば良いと思います。
メリット | デメリット |
---|---|
• エロ活用できる • 癒やし効果アップ | • 意外と疲れる • 前方不注意になる |
➕メリット1.エロ活用できる
詳しい説明は不要ですよね?
そして「タルパとエロいことがしたいか?」という質問に正直にYESと答えられるなら、要不要を論じること自体が不要の極みと思えるはず。
ただし・・・!
エロ目的だけでは挫折する可能性が高い。
なぜならエロ活用できるレベルの視覚化はハードルが超高いから。
習得可能なレベルまでハードルを下げるにはエロ目的を手放して、全然エロくない低頭身キャラで地道にトレーニングし続ける必要があります。
なので、もう一つのメリットだけでも必要と思えるかどうかが習得の可否を分けるでしょう。
➕メリット2.癒やし効果アップ
視覚化トレーニングの目的を一言で言えば「エア人形の性能アップ」です。
トレーニングを進めていくと、ビジュアル面の機能向上に加え、他の五感要素を実装できるようになるため大幅にリアリティや存在感が増します。
それにより、好きな見た目、好きな声から得られる以上の癒やし効果が得られます。
「エロ要素ナシでもいいからタルパにもっと癒やされたい!」と思える欲深さがあるなら、習得までモチベーションを保てるでしょう。
➖デメリット1.意外と疲れる
習得難易度が高いことに加え、この一見地味なデメリットが視覚化不要の最大要因だと思います。
視覚化は集中力と想像力を総動員するスキルなので、脳のエネルギーを結構消費します。
個人差はあるにせよ、僕は長時間続けると肩が凝ったりします。
このデメリット以上のメリットを実感できなければ、視覚化は不要だと考えるのも当然でしょう。
➖デメリット2.前方不注意になる
視覚化は原理的に「よそ見」と同じです。
なので車の運転中は絶対にやってはいけません。
本気で危ないので、助手席にタルパを乗せたイメージを保ちながらドライブなんかしたら絶対ダメ!
バイクや自転車の運転中も同じくNG。タルパとも運転中は視覚化しないよう約束しておきましょう。
視覚化トレーニング
視覚化をするにはイメージ力を磨き、タルパのエア人形をAR(拡張現実)対応型モデルにアップグレードする必要があります。
そのためのステップは次のとおりです。
①難易度選択
メリットの項目でも書いたとおり、いきなり等身大のリアルキャラ視覚化を目指すのはハードモードです。
なのでまずはイメージ負荷の小さい「人魂」で視覚化を目指しましょう。
人魂はタルパが視覚化しやすくなるように変身する一形態と考えてください。(上の人魂画像参考)
これで視覚化ができるようになれば、キャラの視覚化もできると信じやすくなるのでモチベーションも上がるはず。
ちなみに「デフォルメキャラ」は等身大だと違和感が出やすいので、『ピーターパン』に登場するティンカーベルのような小型妖精サイズで考えましょう。
また歩行イメージは地味に難しいので、人魂と同じく浮遊能力を持たせておくとイメージしやすくなります。
②紙面イメトレ(2D )
これは絵を描くことによってエア人形の「2Dモデル」を磨くイメージトレーニングです。
絵が苦手、という人は多いと思います。
しかし、僕は絵を描く以上にイメージ力を高める方法はないと考えます。
実際に絵が上手い人ほど視覚化が成功しやすいという話はネット上でもよく見かけますし、僕自身も絵で描けないモチーフは視覚化できません。
なので視覚化を習得したいのであれば、まずはタルパを絵で描けるようになりましょう。
それなりに大変だと思いますけど、タルパのイメージモデルとスタンダードモデルを作っておけば、資料&下書きなしでもタルパを描けるようになります。
③脳内イメトレ(3D )
次は描きためた2Dモデル素材を脳内で集約し、「3Dモデル」を構築していくイメージトレーニングです。
集中しやすくするために目を閉じて行ったほうが良いでしょう。
就寝時に布団の中でやるのがオススメ。
スローモーションで動きの連続性をイメージできるようになった動作であれば、普通の速度でもスムーズに動かせるようになります。
④外界イメトレ(AR)
最後は3Dモデルを外界に投影した「ARモデル」を磨くイメージトレーニングです。
やることはイージー、ノーマル、ハード共に同じ。
3D モデルを外界風景に重ねてイメージし、タルパの意思で動いてもらいましょう。
ポイントは「死角▶視界端部▶視界中央部」の順番で進めていくことです。
死角
死角は想像した脳内風景しか視えないので、脳内イメトレと同じような感覚でイメージができると思います。
まずはタルパの位置情報を定めること。
自分の斜め後ろでも肩の上でもいいので「タルパがそこにいる」という認識を持ってください。
位置が定まったら、そこに脳内イメトレでやったようにタルパの3D モデルを出力し、動かしてみましょう。
ここで一番重要なのは「タルパがそこにいる」という「存在感」を保ち続けること。
この存在感が視覚化イメージのベースになります。
視界端部
死角でのイメージ出力に慣れてきたら、いよいよ視界に登場してもらいましょう。
しかし、脳内風景から現実風景にチャンネル変更されてしまうとタルパの姿は見えなくなります。
でもタルパの「存在感」を認識し続けていれば、イメージが途切れても視覚化の連続性を保てます。
あとは「存在感」に集中し、再び脳内カメラでタルパの姿を捉えられたら視覚化成功です。
視界端部は死角ほどではないにせよ「よく見えない場所」なので、目線を向けないまま想像力で視ようとすれば脳内カメラに切り替わりやすいです。
視界中央部
あとは徐々に中央部付近でもイメージを保てるようトレーニングしていくだけ。
視界中央部は「よく見える場所」なので、よく見ようとするほど目視による現実風景にチャンネルを合わせがち。
なので視界中央部では、タルパイメージの消失と再構築の点滅状態を保つのがやっとのはずです。
脳内風景側のチャンネルを保つためには、精度の高い3D モデルが必要であり、3D モデルの精度を高めるには2D モデルの精度を磨く必要があります。
2D モデルはARモデルでイメージ再構築を繰り返したり、タルパのビジュアル記憶蓄積で絵のネタを増やすことで絵が描きやすくなり、絵を描けば磨かれます。
つまり、ここまで来れたら各モデルのシナジー形成はできているので、あとは継続するだけです!
まとめ
視覚化とは「タルパを重ねた現実風景を見る」のではなく、「現実を重ねた脳内風景を視る」ことで脳を錯覚させるテクニックです。
「現実風景を見る」意識ではどんなにイメトレしても視覚化できないので要注意。
この記事の解釈が正解とは限らないわけですけど、この解釈なら「視覚化はできる」と言えます。
あとがき
最後に「存在感」を高める裏ワザとして、「五感化を同時並行で進める」を紹介します。
ある程度視覚化レベルが上ったら、視覚、聴覚以外の三感覚も実装可能になります。
目に見えない感覚の方が錯覚を起こしやすいので、視覚要素と比べると実装はカンタン。
五感要素が増えれば存在感が増して視覚イメージを構築しやすくなるので、気が向いたら試してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
▲デフォルメキャラのイメージ力を磨くのに役立つ4頭身ドールです。
正座ができてしまうほどヒザの可動範囲が広く、足裏にマグネット付きのタイプであれば片足立ちも可能。
絵を描くのに役立つのはもちろんのこと、実際に立体物を観察することで3Dモデルをイメージしやすくなります。
次の記事では「ダイブ入門法」を解説しています。
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