ダイブについていろいろ調べてみたけど、空想世界の作り方がサッパリわからない。
さすがにこれは才能がないと無理そう・・・
ダイブ最大の壁はダイブ界作りです。
想像すべき世界がなければ何も想像できませんから。
でもいくら調べても空想世界を作れる気がしない。
だから自分には無理・・・と、ここで諦める必要はありません。
実はこの壁を突破する方法は超カンタン。
自分の「日常世界」をダイブ界にしてしまえばいい。
ゼロからオリジナルの世界を作る必要などなく、既に完成しているフリー素材の世界をそのまま使えば良いのです。
この記事では、ダイブ初心者がダイブのとっかかりを掴むための入門法を解説しています。
日常コピーのダイブ界
僕が思うに、ダイブは視覚化とよく似ています。比較するとこんな感じ。
視覚化 | ダイブ | |
---|---|---|
イメージ | 想像力によるAR | 想像力によるVR |
原理 | 目を開けた状態で断続的に脳内風景を視る | 目を閉じた状態で連続的に脳内風景を視る |
特徴 | ・キャラメイン ・自分はリアルアバター限定 ・風景は実物を見ながらなのでイメージが楽 | ・風景メイン ・タルパアバターでも活動可能 ・キャライメージを維持しやすい |
根本的な原理はどちらも同じで、想像力によって「現実にタルパがいる感じ」や「自分が別空間にいる感じ」を再現する空想遊びです。
原理が同じなので、ダイブは視覚化のやり方を応用すればできます。
前回の記事で紹介したとおり、視覚化の原理は「目を開けた状態で脳内風景を視る」ことであり、ダイブはそれを目を閉じた状態でやるだけ。
あとはその脳内風景の中を行動するイメージができればダイブ成立です。
別にダイブ界がゲームやマンガに描かれるようなファンタジー世界である必要はないわけです。
単に日常世界を再現しただけのダイブ界であってもタルパとふれあう目的は満たせるし、想像力の範囲内で魔法を使ったり空を飛んだりもできます。
空間を拡張する際は細かい設定を考えなくても、ただ行動範囲を広げるだけでいい。
ファンタジー要素が欲しい場合でも、まずは日常コピーでベース空間を作り、あとから要素を追加していけばいいだけです。
というわけで、「ダイブ界=日常コピー空間」とするだけでダイブ界作りの悩みは解決。
あとは頑張ってリアリティのある妄想をするだけです。
ダイブのメリット・デメリット
ダイブも視覚化と同じく、別にできなくても困ることは何もありません。
とは言え、意外とメリットは多いので挑戦してみる価値はあると思います。
メリット | デメリット |
---|---|
・エロ活用できる ・視覚化シナジーがある ・寝付きが良くなる ・マインドフルネスの向上 | ・特になし |
+メリット1:エロ活用できる
説明不要!
普通のエロ妄想の延長線上なので、視覚化よりもハードルは低いぞ!
+メリット2:視覚化シナジーがある
視覚化のトレーニングフロー「紙面イメトレ▶脳内イメトレ▶外界イメトレ」の中の脳内イメトレとしてダイブを行えば、視覚化と同時並行で上達していけます。
特に「ダイブ界=日常コピー」としている場合は、ダイブ中のタルパ具現化が視覚化上達に直結します。
だってそれは視覚化の際に視る脳内風景そのものなんですから。
場所さえ同じであれば、目を開けているか閉じているかの違いしかありません。
このことから視覚化の定義を「目を開けた状態でダイブ界(日常コピー)を視ること」だと言い換えることもできます。
また紙面イメトレや外界イメトレでタルパのイメージ精度を高めれば、ダイブ中のタルパ具現化も上達します。
+メリット3:寝付きが良くなる
ダイブを行うベストタイミングは昼寝や夜寝の入眠時。
スマホも見れないし読書もできないもっとも暇な時間であり、やれることは「オーディオブック、YouTube音声を聞く」、「考え事」、「空想」くらいしかありません。
このうち「オーディオブックやYouTube音声を聞く」は、入眠ギリギリまでスマホを使う習慣がついてしまい、ブルーライトや情報刺激で睡眠の質が下がります。
「考え事」の場合はネガティブ思考に陥って寝付きが悪くなることが多い。
対して「空想」であれば「夢を見ている状態」と近いためか、気づいたら寝落ちていることが多いです。
個人差はあるでしょうし、眠れない時はどうしたって眠れませんけど、通常時であれば寝つきが良くなる入眠ルーティンとして活用できます。
+メリット4:マインドフルネスの向上
マインドフルネスとは「今に集中した状態」のことです。
この状態を保てると、過去のトラウマや未来の不安に囚われにくくなるのでメンタルが安定します。
近年ブームになっている瞑想は、呼吸や五感に集中することでマインドフルネスを磨くトレーニングです。
そして意外なことに、ダイブはマインドフルネスの向上につながります。
なぜなら、現実のマインドフルネスを向上させなければダイブは上達しないからです。
ダイブとは五感記憶をフル活用して空想世界を作り出す行為。
ダイブ界のクオリティを高めるためには、現実体験を通して五感記憶を収集する必要があります。
なので必然的に五感に集中するマインドフルネスな時間が増え、ネガティブ妄想に囚われる時間は減ってく。
ダイブ界で自分がいかに日常世界を知らないかを思い知ると、翌朝から現実世界を見る目が変わるはずです。
-デメリット:特になし
正直ダイブのデメリットは特にありません。
「上達に時間がかかる」のはオート化や視覚化も同じですし。
あと視覚化と同じように想像力と集中力を駆使するものの、ダイブは別に疲れる感覚はありません。
長時間やる前に寝落ちてしまうのもあるでしょうけど、視覚化はマルチタスクだから疲れやすいんだと思います。
現実風景と脳内風景を交互に見つつ、別のアクションもしているわけですから。
でもダイブは脳内風景だけを視てればいいシングルタスクなので、視覚化のように疲れやすいデメリットはありません。
ダイブのやり方とポイント
難易度高めに思えるダイブですけど、やり方自体は非常にシンプルです。
これだけ。
①については「日常コピー」でまかなえます。
だからあとは②を習慣化し、経験値を積み重ねていくのみ。
絶対的なコツはないと思いますけど、参考として僕が意識しているポイントを紹介します。
ダイブ界への潜り方
「現実世界▶ダイブ界」への意識の切り替え方は人それぞれでやり方が異なるので、まずはネットで調べてみて一通り試してみるのが良いでしょう。
その中で一番しっくりくるものを自分用にアレンジしていくのがベストだと思います。
僕は「室内イメージ」がしっくりきました。
「自律訓練法」や「海」のようなリラックスルートを経由すると、高確率でそのまま寝落ちてしまうので(笑)
大まかなイメージ手順は次のとおり。
スタート地点では現実の肉体と感覚を切り離した三人称視点のほうがスムーズに動きだせます。
布団から出たら外着に着替えて玄関を出ます。
そしたら外は昼。
あとは近所を散歩したり、タルパを具現化したりしながらルーティーンをこなす感じですね。
ちなみに「潜り方」をシンプルにしておくと、起床時のまどろみ状態でもダイブしやすくなるメリットがあります。
そのタイミングだとダイブ界と夢が混ざった不思議空間を楽しめます。(二度寝不可避)
ダイブ中の意識
ダイブは「VRゲームみたいなもの」と考えるとしっくり来ます。
あくまでも自分の本体は現実世界にあり、そこから空想世界の自分アバターをゲームキャラとして操作している構図です。
普通のゲームとの最大の違いは、「その世界にある何か」に意識を集中していないとすぐにイメージが霧散してしまう点。
なので集中アンカーとして「五感のどれか」や「場面と空間の連続性」を意識し続けることがダイブを持続させるコツです。
ダイブ中の視点
ダイブ中の視点は主に3種類あります。
それぞれ一長一短なので、ケースバイケースで使い分けていくのが良いでしょう。
自分一人称 | タルパ一人称 | 三人称 | |
---|---|---|---|
メリット | ・五感認知しやすい ・視覚化シナジー大 ・タルパとふれあえる | ・別人格体験を楽しめる ・タルパのイメージ構築力アップ | ・ゲーム感覚で操作しやすい ・脳内風景を維持しやすい |
デメリット | ・地味 | ・自分一人称より体を動かしにくい | ・五感認知しにくい |
自分一人称
現実視点と同じなのでとにかく五感をイメージしやすく、リアリティが高いのがメリット。
タルパとふれあいたいとか、マインドフルネス向上などの目的に一番適しています。
でも「リアリティが高い=現実と同じ=地味」とも言えます。
それでなくても日常コピーのダイブ界なので、非日常な面白味としては弱くなるのがデメリット。
タルパ一人称
タルパのアバターイメージさえ構築できれば、ダイブ界ではタルパ視点で行動できます。
オート化ができているなら演じる必要もなく、自然とタルパとしてふるまえるはず。
この視点で行動していると、視覚化時のイメージ精度アップや動きのバリーエーション増につながるのがメリット。
ただアバターイメージに脳の処理能力を消費するためか、自分一人称よりも動きがぎこちなくなるのがデメリット。
三人称
自分でもタルパでもない神視点。
ゲームキャラを動かす感覚に近くなるので操作しやすく、現実視点とは明確に異なるためチャンネルを脳内風景に合わせやすいのがメリット。
その代わり肉体とのつながりが弱く五感認知しにくいため、リアリティが低いのがデメリット。
ダイブ界でやること
ダイブ界はイメージできることなら何でもできますけど、具体的にやりたいことがないと何もできません。
なのであらかじめ、ダイブ後のルーティーンやトレーニングメニューを決めておいたほうが良いです。
そして「〇〇をやってみたい」と思った時に新しい挑戦をする、と決めておくとダイブを習慣化しやすいと思います。
僕のルーティーンは自分のアパート周辺を散歩すること。
朝に散歩したのと同じルートをダイブ界でトレースし、歩行イメージとアパート周辺の風景イメージの精度を高めています。
歩行訓練に飽きたら別の選択肢を試してみる感じ。
でも大抵はその前に寝落ちてしまうので中々上達しません(笑)
まあ急ぐ必要は皆無なので、気長にやっていけば良いかなと。
まとめ
ダイブ習得のコツは「自分の日常世界」をダイブ界にしてしまうことです。
最初からマンガやゲームみたいなファンタジー世界を作ろうとするとハードモードすぎて挫折する。
でも日常コピー空間の中で自分アバターを動かすだけなら、精度の差はあれ誰でもできます。
タルパ作りもまずは版権キャラからスタートしたように、ダイブもまずはイージーモードの日常世界からスタートしましょう!
あとがき
僕のダイブ歴は浅く、まだまだ理解も浅いのですけど、最近1つ興味深いことに気づきました。
タルパ同様、ダイブ界にも「暴走」があることです。
具体例としては、玄関ドアが急に勢いよく開閉して手が挟まれそうになったり、道路でいくら安全確認をしても暴走車両が突っ込んでくるみたいなこと。
これらはダイブ界が「想像を実現する世界」であるために「不安を実現する世界」でもあるせいで起こります。
現実世界だったら「こうなったら嫌だな、困るな」という危機回避能力としての想像力が、ダイブ界では本当にそのまま実現してしまう。
正常に危機回避能力が働いているだけなのですけど、「自力で制御できない感覚」がタルパの暴走とよく似ています。
多分メンタルが不安定な状態でダイブしたら、もっと多くのネガティブ現象が起こるのでしょう。
まだ有効な対処法が見出せておらず、どうしたものかと思いつつも、この暴走現象こそダイブ界がただの妄想ではない証拠とも思えて面白味も感じています。
現状まだまだ謎だらけなダイブですけど、この先も探究しがいがありそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
メリットの項目で解説したように、ダイブを上達するには現実のマインドフルネス向上が必要。
そしてマインドフルネス向上には「瞑想」の習慣が効果的です。
多くのネット記事や本で「瞑想はメンタルに良い!」と語られていますけど、「どういう原理でメンタルに良いのか?」という疑問にちゃんと答えているものは稀です。
そんな稀な情報をわかりやすく解説してくれているのがこの本。
この本の知識を学んでおくと、ダイブによるマインドフルネス向上を実感しやすくなりますよ。
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【関連記事】サイト内のタルパ関連記事をまとめているので、他に知りたいことがあればこちらをご覧ください。
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